採卵日決定
病院に行って、卵胞をチェックしてもらいました。うまくいけば、採卵日の決定の日です。
いつものように内診台へ…
どのくらい大きくなっているのか、ワクワクしていたのですが、先生が開口一番、、
先生「微妙やな」
私「え…(今、微妙って言った😨?)」
先生「血液検査やな」
私「あ……」
訳も分からず、血液検査。そして、検査結果が出たそうなので、診察室へ。
「採卵日、明後日の9:30やな」
とのことでした。
先生曰く、卵胞チェックの時に、卵の大きさが想定より少し小さかったそうで、採卵日の決定は先延ばしか?となったそうですが、血液検査でホルモンの値はばっちりだったので、そのまま採卵日を確定させたそうです。
それをちゃんとその時言ってよ✋笑
とにもかくにも、こうして私の採卵日は無事に決まりました。
採卵日までにしたこと
採卵日から換算して前々日の夜21:30に“ルクリン”というドラゴンボールに出てきそうな注射を打ってくださいとのことで、自宅に注射を持って帰りました。この注射は採卵日に出来る限り成熟した卵子を採取するための成熟促進剤のような注射だそうです。
打つ「日」だけではなく、看護師さんからは「絶対に時間も間違えないでください。15分でもずれてしまった場合は、必ず翌日の朝に病院へ電話してください」とのことでした。
(そ、そんなに時間厳守…?めちゃくちゃ怖い…忘れたらどうしよ…)
とりあえず、家にあるそこらぢゅうのアラームというアラームをセットしました。
そして、夜、アラームたちの鳴る30分前くらいからもうソワソワしちゃって、
(いや、これ、アラーム一気に鳴りだしたら相当びっくりするやんな、もうとめとくか…)
ということで、ひとつひとつアラームのリセット作業をおこないました。笑
採卵前日は、22時から絶飲食になりました。昔から健康優良児だった私は、記憶のある限り、絶飲食なんてやったことなどなかったので、喉が渇きすぎて倒れないだろうかなんて、謎の不安に襲われ、22時直前まであり得ないペースで水分をとりました。案の定、チャポンチャポンで寝るまでにトイレに何度も行きました。そして寝てからも2回ほど尿意で目覚め、トイレへ…
おそらく飲み溜めた分は全部出ました。笑
と、まあこんな感じで採卵までの2日ほどは超挙動不審に生きた私ですが、採卵前日寝る前には一度これまでの自分の歩みを振り返ってみました。
採卵日前日の気持ち
とうとう明日が採卵日。ずっと走り続けて、気づけばこんなところまで来ていました。
自分が妊娠しにくいと知ったあの日から、いろんなことを考えて悩んで調べて行動してきました。
数年前の自分には想像することさえなかった“体外受精”を自分はしようとしています。
不妊治療を始めてから、色んな方法で試してはうまくいかず、また試してはうまくいかない、それでも大きく落ち込むことはせず、次へ次へと歩みを止めませんでした。
でも本当は、自分はこんな強い人間じゃありません。こんな風に前を向いてこられたのは、まぎれもなく周りの人が支えてくれたからだと思います。
いつだってぶっきらぼうな院長先生。でも妊娠という結果だけを求めて精一杯引っ張ってくれました。
先生は無愛想だから私たちになんでも聞いてねと笑って話してくれた看護師さん。
不妊治療で休みや遅刻が多くなる私を許して、「俺、不妊治療のことは全然わかってないけど、頑張れよ!」と背中を押してくれた職場のリーダー。
治療の話をいつも笑い飛ばしながら聞いてくれたお母さん。
そして何より、いつもそばで励ましの言葉をかけ続けてくれた夫。
周りのみんなが凄く明るくて弱い私を暗い気持ちにさせないように配慮してくれてたんだなあって思いました。
採卵前日の夜にやっとこうやって感謝の気持ちを持つことが出来ました。
この時点でまだ妊娠したわけでもなんでもなかったのですが、こんな改まった気持ちになり、
翌日の採卵に向けて、眠りについたのでした。
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