前回のブログで、人工授精からステップアップして体外受精をすることを決断したとお話しましたが、今回からは、体外受精についてつづっていきたいと思います!
と言っても、かれこれ1年以上前の話になるので、記憶がだんだんと薄れていってしまっていて、当時の治療の詳細やかかった費用についてちゃんと記録しておけばよかったとこのブログをやり始めて思っています。。。涙
ざっくりとなってしまう部分もあると思いますが、お付き合いの程宜しくお願いします!
体外受精について
これまでやってきた、タイミング療法や人工授精が自然妊娠に近い形で実施できる治療だとすると、今回チャレンジする体外受精は、高度な医療の力をお借りして実施する治療だと思っています。でも、そうしてでも授かりたいと思ったからこそ、チャレンジすることにしました✨
採卵した卵子と、採取した精子とを体外で意図的に受精させるのですが、精子を振りかけて精子の力で卵子に入っていかせる方法と、人の手を使って精子を卵子の中に注入する方法があります。前者が「媒精法」で、後者が顕微授精と言われる方法です。(より顕微授精の方が受精率は高くなるということですが、私の通っているクリニックでは、媒精法と顕微授精を両方やりましょう、と勧められました。)
受精卵を女性の身体に戻し、着床を待つという方法です。
保険適用ではない為、莫大な費用がかかってきます。。総額については、また別の記事でお伝えします。。😇
採卵までのスケジュール
- 来院して卵胞チェック(D3)
- 自己注射“u-FSHあすか”“フェリング” 7日間(D3~)
- 内服薬“プロベラ”服用(D7~)
- 来院して卵胞チェック、自己注射“ルクリン”(D10)
- 採卵(D12)
自己注射レクチャー
生理開始から3日目(D3)に来院しました。
「ほんまに体外受精やるか?」
「はい、やります…!」
「ほな、状態みるで」
ぶっきらぼう先生から体外受精の意思確認があり、卵胞チェックをしました。生理開始直後なので、どちらの卵巣も5,6㎜くらいの卵があるだけでした。そして、注射のレクチャームービーを観ました。
・・・そうです。体外受精では、魔の自己注射というものが存在するのです。。。!!!!
自分で自分に針を刺すなんて、そんなこと出来ると思いますか?想像しただけで怖くて怖くて、クリニックでのレクチャームービーを観ている間、失神しそうになる私。笑
できるのか!?できるのかぁぁ!!!!
そのあと、クリニックで、看護師さんに見守られながらの自己注射練習。練習と言っても、本当に自分で打つのを見てもらうのです。レクチャームービーで学んだ通り、注射針を取り出し、お薬を調合…そして、完成した注射針をお腹に刺すのですが、、、
震えに震えた私の右手、もう震えというより痙攣みたいな状態になりながら、なんとか的を絞って、もうほぼやけくそでプチューッ!(←擬音、これ絶対ちがう…)。。。
打てました。なんとか、打てました。目の前の看護師さんが拍手しながら、「上手にできましたね~!」と言ってくれていたと思いますが、私は、何千人の人がスタンディングオーベーションで祝福してくれているような感覚になりました。感動に浸っている私…そんな私を横目に、看護師さんから、「じゃあこれ、明日からお家でやる自己注射の針と、生理食塩水と、アルコール綿と・・・」看護師さんからしたら、たかが一回の注射をしただけのこと。看護師さんってすごい、注射に慣れすぎているのね。なんて思いながら、たくさんのお土産(注射針たち)をもってこの日は、帰りました。
自己注射の方法
- まずは、石鹸で手をキレイに洗う
- 注射器の準備 シリンジと針(薬を調合する用)がわかれているので、セット
- アンプルを開ける パキッとするのですが、切り口で指が切れないかいつもビビります
- 注射器のキャップをはずす 外した瞬間針で指を指さないかいつもビビります
- 生理食塩水を針で吸う
- 薬(粉)のアンプルに生理食塩水を注入し薬を溶かして針で吸う
- 薬を調合する用の針から刺す用の針に付け替える
- 注射器の空気を抜く ここはかっこいいので見せ場だと思っています笑
- おへその下か左右の中で打つ場所を決める(毎日場所を変えましょう!)
- アルコール綿で消毒 冬はヒンヤ~リするので、暖房必須となります
- 左手でお腹をつまむ
- 注射器を45度の各で針の半分まで刺す 思っているよりも直角で思っているよりも差し込みます
- 注射器をゆっくり押して薬を注入~!
- 終わったらアルコール綿で拭き、絆創膏を貼る
- 注射器などは自宅で破棄せずに病院にもっていって破棄してもらう
非常にやることが多いのですが、私の場合、3日目には慣れました◎
家での自己注射
翌日から家で看護師さんに見守ってもらえることもなく、自己注射を開始しました。
朝、朝食を食べ終わってから出勤迄の間に、旦那に見てもらいながら注射を行いました。
念のため、飼っている犬はゲージに入れました(念には念を入れた結果・・・笑)。
初日から2日間ほどは、変なアドレナリンのため、痛みなどはあまり感じませんでした。
注射の痛みの感じ方って人それぞれらしいですね。私は痛みに強い方だと思いますが、例えるなら、爪で皮膚をつねられたときの痛みです。(表現力・・・)
そして、オススメなのは、誰かに見てもらいながらするということ。「自分は頑張っているよ!」というアピールができ、さらに見ている人の方が痛そうなリアクションをするので逆に「凄いでしょ私。フフン♪(ブチュッ!)」みたいな感じで打てます。笑
そして、誰も見てくれる人がいない時の自己注射は、余計なテンションになれずいやに冷静に打つため、見てくれている時より痛みが増しました😇
次の回で、採卵について書いて行こうと思います!
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