マタニティライフと仕事の両立について

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マタニティライフ

妊娠初期はつわりで体調が悪かったり、妊娠後期には体型が変わってきて思うように動けなかったりする中で、産休に入るまでの期間、仕事とどのように向き合っていくのかというのは、妊婦にとって大きな問題であると思います。

そこで、私が息子を妊娠してから産休に入るまでどのように仕事をしてきたのか、思い出して書いて行こうと思います。

私の仕事について

私はある企業の人事で主に社内研修等を企画・運営・講師等を担当しているのですが、まだまだ中小企業で本部の人数も多くない為、研修だけでなく、採用や広報、ブランディング等のお仕事もさせてもらっていました。

その中でも毎年春の新人研修では、30人弱の新入社員を相手にほぼ一人で1か月間の講師として社会人マナーや仕事の専門知識の指導などを行います。1時間の講義を6コマ1日に行います。休憩はコマの間に10分間とお昼に1時間あるのですが、次の講義の準備や新入社員に課している課題チェックやテストの採点に費やすため、休憩でトイレに行きたいときはダッシュで行って速攻戻ってきて丸つけして…みたいな感じでした。

自分が研修を担当するようになってから、世の中の学校の先生ってこれを1年間ずっと続けてるの!?どうやって仕事をしてるの~!?と本当に尊敬するようになりました。

妊娠前から研修担当者の人数を私以外にも増やしてほしいと望んだはいたもののの、手の空いている社員がいるわけでもなく、なかなか出来ないようでした。

ただ、私の場合は研修だけに専念できるわけではなく、研修前後等で他の分野の業務も並行して行っていたので、結構頑張ってた方だと思います。自分の言うのも変なんですけど、褒めて伸びるタイプなので、自分で自分を褒めさせてください。笑

まあまあ、こんな感じで、私にとって1年のうちで最も過酷な時期がこの4月の1か月間になるのですが、上記のような日々を続けるおかげで、毎年この1か月間で体重が2~3キロ減るというストレスダイエットが裏側で勝手に実施されています。。。

自分の中では、(こんなに過酷な業務をして体重も減らして・・・なんて日だぁっ!!嘆)みたいな感じなのですが、10キロごっそり痩せるとかではなく2~3キロという絶妙な減量なので、周囲から心配される程ではないというところがツライところです。(笑)

と、なんだか仕事ツラそうだね、、と言われてしまいそうな文になってしまいましたが、この1か月間は私にとって最もやりがいのある1か月間でもあるのです。

学生同然の可愛い新入社員さんたちが、本当に全員まっすぐなまなざしで素直に様々なことを吸収してくれます。

何事もそうですが、ゼロからイチを作り出すのは難しいものです。新入社員さんも真っ新なゼロの状態なので、社会人マナーなども一つ一つ教えていくことになります。

今の自分が「これは流石に常識でしょ」と思うようなことでも新入社員にとっては初めて聞くようなこともあるようです。(新入社員だった頃の自分も先輩から思われていたのかもしれませんが。)

最近は手紙を書くという習慣もないので、封筒の宛名の書き方も分からなかったりします。入社書類を送ってもらう際に、新入社員の方から人事の私宛に届いた封筒に「○○ ○○殿」と書かれていた時には驚きました。その新入社員の方に事情を聞いてみると、講師である私は彼にとって人事の先輩だけど社内の人ということは身内であるととらえ、社外の郵便局の局員さんを敬った結果、社内の身内である私の名前に「殿」を付けたとのことでした😅

まあ、これは極端な事例なのですが、学生と社会人では本当に何もかもが違うんです。社会人の常識は新社会人の初耳なことが多いです。

挨拶のしかたや名刺の渡し方、先輩やお客様への接し方など一つ一つ指導していきます。

ただ、教える立場とはいえ、教えるだけではありません。教わることも多いのです。

講師として指導する立場であるにも関わらず、彼らの、今後活躍するために必死で学ぶその姿勢や、そしてこの1か月間での彼らの成長にはいつもいつも本当に頭が下がる思いです。

研修の最後に一人一人振り返りのスピーチをさせるのですが、感極まって涙声になる方がいたり、私も彼らへの一言では感動して声が震えたりするんです。

読んでくださってる皆さんからしたら、「なんの話を長々と✋」と思われちゃいますよね、すみません書きすぎました。

ただ、それくらいこの4月は体力も精神力も心も使って講師としてお仕事をさせていただくのです。

妊婦の仕事が考慮される会社ばかりではない

2021年の4月、私は妊娠6か月という状態でした。つわりは少し落ち着いてきたのですが、やはり体調がすぐれない日もあり、お腹も大きくなってきて思うように動けないようになってきた頃でした。

毎年と同じように研修講師を務めあげることが出来るのか非常に不安でしたし、当然妊婦だから私以外にも担当者をつけてくれるだろうと思っていたのですが、上司からはなんの配慮もなく、研修宜しく!みたいなかんじでした。

当時、そのことに私は憤慨したのですが、それは非常におごった考えだったんだとあとになってから思います。妊婦であれ、仕事は仕事。産休までは手を抜かずにやれと言うことだったのかもしれません。

体力的にはかなりしんどかったのですが、なんとかお腹に子どもを抱えながらやり切りました。

一応産休育休後は復帰予定なものの、先のことはわからないので、自分でも「自分にとって最後の研修」という意識で死に物狂いで頑張ったんです。

もうなにがなんでもやりきって最高の新入社員たちを店舗に配属させるんだと。

新入社員さんたちにも自分が妊婦であることは言わず、お腹が少し大きいことを不思議に思っていた方たちもいると思うのですが、5月の配属後に店舗の先輩から私が妊婦だったことを聞かされ、びっくりしました、体調が大変な時なのに何も言わずに教えていただき有難うございましたと言われました。

また研修後、上司や他の人事メンバーから、今までで一番いい研修だった、その身体でよく頑張ったと、労いの言葉をもらえたことも非常に頑張った甲斐があったと感じられる要因になりました。

妊娠中は無理をしない方がいい

こんな感じで、私は完全に強行突破で産休まで突き進んだのですが、やはりお腹の赤ちゃんには負担がかかっていたと思います。妊娠後期になりむくみや頭痛、倦怠感、さまざまな体調不良があらわれます。

仕事が原因だと一概にはいえませんが、そんなパワフルな動きをしていた母のお腹にいた赤ちゃんは予定日よりも1ヶ月以上も早く産まれることになるのです。出産のエピソードは、また別の記事で書きますね。

なので、この記事を読んでくださっている方の中に妊娠中の方や、妊活をされている方がいらっしゃったら、是非、仕事よりもなによりも、まずはご自身の体調を気遣ってほしいと伝えたいと思います。妊活中や妊娠中の仕事との両立は、精神的にも体力的にも本当に大変なことが多いと思います。

配慮をしてもらえる会社もあれば、声をあげなければ通常業務を任される会社もありますし、声を上げても仕事の負荷を軽くしてくれない会社もあると思います。

でもその置かれた状況の中でも無理は絶対にしないほうが良いと私は思います。しんどい時はまずは赤ちゃんを優先してあげてください。そして可能であれば、体調が思わしくない時は無理せずに上司などに相談することをお勧めします。

たとえそれで会社から嫌な目で見られても職は変えられます。でも、赤ちゃんやお母さんの命は替えがききません。たったひとつの大切にしないといけないものだから。。😊

今日は私の仕事の話がメインになってしまったのですが、これで終了です☺️ご覧いただいて有難うございました!

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