1人目の時の回想ブログです。
前回、不妊治療のお話で凍結胚移植まで進み、あとは、妊娠判定を待つのみというところまでお話していました。
初めての体外受精、多額の費用、仕事との両立、様々な壁を乗り越えてやっと妊娠判定の日になりました。
今回はクリニックでの病院判定の方法と判定結果の時の自分の気持ちを思い出して書いてみようと思います。
妊娠判定の方法
12月2日に誘解胚移植を行い、12月12日に来院して妊娠判定を行いました。
妊娠判定はいたってシンプルで尿検査でした。採尿して待合室で待っていると、20分もしないうちに呼ばれ診察室に入りました。
「陽性やね。」
ぶっきらぼう先生の超ぶっきらぼうな妊娠結果発表✨!!
でもその後、おめでとうと言ってくれました😭✨涙
先生の手元を見ると、市販の妊娠検査薬よりももっと専門っぽい(語彙力…笑)紙で線が入っていました。
判定結果を聞いた時の気持ち
純粋に嬉しかったです。
あぁ、やっと私のところにも赤ちゃんがやってきてくれたんだなあって!
でも、予想では、もし陽性だったら泣くはずだったんです。先生の言葉を聞いて、ぶわぁって涙が溢れて…みたいなやつです。
で、私は出なかった。いつものテンションで、「あ、はい!ありがとうございます!」って感じでした。
いざ、自分が陽性となると、嬉しいはずなのに、変に実感がわかなくて、普通のリアクションになってしまいました。
旦那に伝えると、泣きそうになりながら「そうかそうか、有難う、本当に良かった」と言ってくれて、私もその時、ホッとしたのを覚えています。
妊娠判定からクリニック卒業まで
陽性になってからも、すぐにクリニック卒業になるわけではなく、お薬の服用は続きます。
陽性判定からは、お薬祭りで、様々な種類のお薬を服用しました。それは全て、ホルモン補充をしながら流産を防ぎ赤ちゃんにお腹の中でしっかりと育ってもらうのが目的だそうです。
服用したお薬は、次の通りです。
- 注射(プロゲステロン50)…週1で来院し注射
- クリノン座薬…毎日1回膣に入れます
- エストラーナテープ…2日に1度4枚ずつお腹に貼ります
- デュファストン…飲み薬で毎食後忘れずに
これを妊娠10週まで続けるので、2か月程続けることになります。
普段花粉症シーズンくらいでしか、薬を飲まない私なので、こんなに複雑な服薬はちゃんと覚えられる気がしないな~と思っていると、ちゃんとお薬スケジュールの表を頂きました。
服薬したら、チェックを書いていってねとのことでしたので、毎日その表を使って飲み忘れ等がないようにしました。
ちなみに少し話がそれるのですが、クリノンという膣座薬は、これが正常な反応だそうですが、服用し続けると、膣から白いモロモロが出てきたので、膣内にどんどんモロモロが溜まっていくんじゃないかと少し不安でした。
診察は、プロゲステロンの注射のタイミングなので週に1回ありました。そこで赤ちゃんの様子を見て、しっかりと育っているか見てもらいました。
妊娠判定の段階で妊娠4週となるのですが、5週には胎嚢を確認、6週には心拍を確認してもらいました。妊婦さんになると、お腹の上からエコーをするイメージでしたが、まだ赤ちゃんが小さいうちは、経腟超音波検査なんだなというのはここで初めて知りました。
そして、お薬の服用が終わった11週の診察でぶっきらぼう先生から、「もう大丈夫やな。今日で卒業や。」と一言。あぁ、この先生の気持ちのこもっていないような愛のある言葉を聞くのもこれで最後か、としみじみしながら自分の中で一番気持ちを込めて「有難うございました」と伝えて診察室を後にしました。
このクリニックに通った感想
このクリニックにお世話にならせていただいた私は幸せだったと思います。
もともと、今の土地に引っ越す前に紹介してもらったこのクリニックで、タイミング療法から人工授精、体外受精とステップアップをして妊娠に至ることが出来ました。
当初通い始めた時は、先生が無愛想で優しい言葉ひとつかけてくれなくて、怖いなあ、紹介してもらったけど、こんな先生のもとで妊活乗り切れるのかな・・・と不安になっていたのですが、先生はただ、結果にコミットしていただけだったんです。この病院に通うすべての女性が妊娠したいと思っている、そんな女性たちを妊娠させてあげたいというただそれだけの気持ちで治療をしてくださっていたんだと思います。調べてみると、実績も全国平均よりも10%程度も高かったことを知りました。タイミング療法や人工授精をズルズルとするよりも体外受精をして妊娠したい!と決断させてくれたのも先生の後押しがあったからでした。
不妊治療は気持ちが落ち込むこともたくさんありますし、気持ちに寄り添ってくれるに越したことはないのかもしれませんが、私は職人気質でぶっきらぼうでも結果にコミットして治療を行ってくださったこの病院の先生に感謝しています。また、「先生にはなかなか相談しにくいでしょ」ということで色々と質問をさせてくれた看護師さんたちの優しさがうまくバランスをとってくれていたようにも思います。
今回の体外受精の採卵の際にとれた他の凍結胚は、今も半年に一度保存延長のお願いをしています。
また2人目が欲しいとなった時に、こちらの病院にお世話になると思うので。。☺✨
コメント